睡眠時無呼吸症候群☆


【睡眠時無呼吸症候群】
無呼吸とは、10秒以上呼吸が止まってしまうことをいいます。睡眠中に、この無呼吸が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある状態を、睡眠時無呼吸症候群といいます。
この病気が深刻なのは、寝ている間に生じる無呼吸が、起きているときの私たちの活動に様々な影響を及ぼすこと。気付かないうちに日常生活に様々なリスクが生じる可能性があります。
【症状】
★寝ている間★
・いびきをかく
・いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
・呼吸が止まる
・呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
・むせる
・何度も目が覚める(お手洗いに起きる)
・寝汗をかく
★起きたとき★
・口が渇いている
・頭が痛い、ズキズキする
・熟睡感がない
・すっきり起きられない
・身体が重いと感じる
★起きているとき★
・強い眠気がある
・だるさ、倦怠感がある
・集中力が続かない
・いつも疲労感がある
無呼吸症候群は、さまざまな治療法があるので、無呼吸症候群と診断された場合は、早めに治療しましょう!
☆経鼻的持続陽圧呼吸法(NCPAP)
経鼻的持続陽圧呼吸法(NCPAP)は、現在、世界中で一般的に行われている、睡眠時無呼吸症候群の治療法です。これは、鼻マスクから気道に空気を送り込み、圧力をかけることで、気道閉塞(気道が塞がること)を防ぐという対症療法のひとつです。この治療法は、睡眠時無呼吸症候群に対して、もっとも有効性が高いだけでなく、安全かつ確実な治療法とされています。また、重症であってもしっかり治療効果を出すことができます。その反面、軽症の方には向いていません。
☆マウスピース(スリープスプリント)
歯科医院へ行って、アゴの位置を固定するマウスピースを作ってもらい、睡眠時にこれを装着します。マウスピースを作って、睡眠時に装着するだけなので、簡単で費用も安くなります。睡眠時無呼吸症候群であるという診断書があれば、保険適応もあります。しかし、睡眠時無呼吸症候群の治療の知識・経験を持った歯科医が少ないこと、日数がかかることが問題となります。また、軽症には有効であっても、中等症以上には効果が期待できず、適応範囲が限られてしまいます。
☆手術療法
•咽頭口蓋形成
喉(気道)の狭くなったところを広げる手術です。全身麻酔の手術と、外来での局所麻酔の手術があります。気道が狭くなっている部分によっては、手術的な治療が適応となります。全身麻酔の手術は苦痛などの負担も大きく、合併症の危険性も伴います。さらに、効果の確実性(再発の可能性)にも問題があるため、現在では第一に選ぶべき治療法ではなくなりました。しかし、気道の狭くなっている場所や状態によっては即効性もあります。また、NCPAPの装着を苦痛に感じる患者さんにとっては、選択肢となる治療法です。このほかに、入院を必要とせず、外来で簡単にできるレーザー手術もあります。こちらは苦痛も少なく、危険性や合併症の可能性も低くなります。
•下鼻甲介切除術/鼻中隔矯正術/レーザー手術
鼻づまりによる睡眠時無呼吸症候群に対しては、鼻から空気を送り込むNCPAPを利用することができないため、鼻閉の改善手術を行います。
☆減量
減量は睡眠時無呼吸症候群の根本的な治療となり得ます。しかし、睡眠時無呼吸症候群を発症しているほどの肥満を、症状が改善するほどに減量させるのは、現実的には不可能に近いことです。また、それだけの時間も必要になってきます。実際のところ、他の治療法を行いつつ、減量に努めることになります。
もし、ひどい症状でなくても、少しでも気になる方は予防から始めましょう!
☆適正体重の維持
.どんな病気にも共通しますが、太りすぎないことが重要です。無呼吸症候群は喉や首まわりの脂肪沈着がその発症に大きく関与します。今無呼吸症候群でなくても、顎の大きさによっては少しの体重増加が発症につながる可能性も。もし今太っているとしたら、適正体重を目指すよう心掛けましょう。すでに治療中の方にとっては、やせることは治療の一環になります。
☆お酒に注意
.いつもはいびきをかかないのに、お酒を飲んだ日にはいびきをかいてしまう–そんな経験はありませんか?アルコールによって筋肉が弛緩するためです。首や喉まわり、上気道を支える筋肉も例外ではなく、上気道が狭くなる結果、いつもはないいびきが生じるのです。
ただでさえ寝るときは筋肉が緩んでいますので、アルコールが加わればさらに無呼吸に陥るリスクを高めることになります。定常的な寝酒などは控えるのが賢明です。
☆鼻症状の改善、口呼吸から鼻呼吸へ
.アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻症状がある場合は、本来の鼻呼吸がしにくく口呼吸になるケースがあります。口呼吸の結果、鼻呼吸のときよりも咽頭が狭くなるため上気道が閉塞しやすい状態になります。口呼吸は無呼吸症候群以外にも様々な病気との関連が示唆されているので、その意味でも鼻呼吸は重要です。
☆睡眠薬服用の注意
.睡眠薬の多くは無呼吸症状を悪化あるいは助長させます。
自己判断での服用は避け、主治医とよく相談することが大切です。
☆寝姿勢の工夫
.仰向けで寝るよりも、横向きで寝ると上気道の閉塞を軽減できる場合があります。
抱き枕などを使って横向きで寝られる工夫をしてみるのも良いでしょう。
人生の3分の1は睡眠時間です。質の良い睡眠をすることで、病気を防ぐこともできますので見直してみてはいかがでしょうか?睡眠に関するご相談は、ねむり家の健康睡眠アドバイザーがご対応いたしますので、お気軽にご連絡ください☆(ぐっすりスタッフ)
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