アートな100年前の布団生地 (物を大切にする日本人の心)

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 写真は、100年以上前の布団の夜具生地(やぐじ)を観賞用
に、額に入れたものです。
 
 現代のものは、日光にあてると、色が退色してあせてしまい
ますが、昔のものは色あせしません。
 
 現代のポイ捨ての時代には考えられない、物を大切にする文
化が日本にはありました。
 
 江戸時代には、綿は高級なものだったので、火事などの時は、
箪笥と布団を持って逃げたそうです。それだけ、布団は貴重な
ものでした。
 
 布団の綿(わた)は、まず掛敷布団にして、何度か打ち直し
(リサイクル)すると固くなるので、座布団にして、それから
燃やして、肥料にするという循環ができてました。生地の方も
最後は雑巾などにしてとことん使っていました。
 
 70歳代の方々に、布団の打ち直し(リサイクル)をしてもら
うと、よく「ゴミで布団が捨ててあるのが信じられん」といわ
れます。
 
 事実、ゴミの量で多いのが、布団類です。既製品の機械で作
った布団はリサイクルできません。手作りで作った布団は、中
身の綿を、打ち直し(リサイクル)することができ、3年から
4年に一度していただくと、いつも新品のような膨らみが出て、
気持ちよく眠れる睡眠環境を保つことができます。
 
 高度成長の時代は、汚くなったら捨てる文化でしたが、これ
からは、地球に優しいリサイクルのできる商品を選んで購入す
ることも大切ではと思っております。
 
 敷布団が一枚で、6キロ近くあります。それを捨てると6キロ
のゴミになりますが、打ち直し(リサイクル)すると、中味の
綿(わた)は使うので、生地の500グラム程度のゴミで済みます。
 
 実に、12分の1のゴミの量になります。地球の異常気象も目に
見えて進んできているので、少しでもゴミの量を減らしていき
たいものです。
 
 この仕事をしていて気になることがあります。綿と羽毛の原
料の高騰が続いております。ここ5年間で倍以上の高騰です。
 
 これは、発展途上国の経済発展とともにそのような状況にな
ってます。そのような状況を考えると、購入するものもなるべ
くリサイクルができて直しができるものにされるとよいかなと
思います。
 
 100年以上前から、インドやアメリカから綿や生地を仕入れて
いる『ねむり家』だからいえる、布団の原料からみる経済の流れ
です。
 
 当たり前だけど大切な眠り、眠りに大切な布団、大切に人生で
一番使う布団をメンテナンスしながら快適に眠りましょう。
 
 
 
 今よりも、体に負担をかけずに、体によい眠りをしたい方は、
ねむり家にお聞きください。眠りのことならおまかせいただけれ
ば、とことんサポートさせていただきます。 
 必ず、気持ちよく健康的に眠れるようになります。 
 
 
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 ねむり家  店長 大郷卓也(おおごう たくや)
  富山県富山市室町通り2-1-20
TEL.076-421-3183
E-Mail: contact@nemuriya.net
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☆眠りや寝具に関するお悩み、お気軽にご相談ください、解決いたします。
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